Monday, July 26, 2010

ニューオリーンズとファッツ・ドミノ

50年代のロックンロールの先駆者の中で、現在でもまだ名前も音楽も生き残っているアーティストと言うのは数少ない。ファッツ・ドミノは明らかにそのアーティストの中の一人だ。ちょうどその頃(1955年)リトル・リチャードは「トゥッティ・フルッティ」をリリースし、ファッツ・ドミノはインペリアルレコードから「悪いのはあなた(Ain’t That a Shame)」をリリースし彼の最初のヒット曲になった。この曲はすぐにトップ10に入った。(後に”Ain’t That a Shame”は、チープ・トリックによりカバーされ70年代に”チープトリックat武道館”がリリースされたときには3Xプラチナに認定された。)


1956年に“ブルーベリー・ヒル”をリリースした時にはトップ40チャートの2位になり1957年には500万枚を売り上げた。これは今日の音楽ビジネスにおいても達成するのは困難である。彼は1963年まで彼の最初のレコード会社、インペリアルレコードに居続けたが、彼の音楽のラジオ放送がなくなり、それと同時にイギリスから進出してきたバンドの影響から彼の売り上げも落ちた。彼の最後の大ヒット曲は1960年の”ウォーキン・トゥ・ニューオリーンズ(Walkin’ to New Orleans)”だろう。


ファッツ・ドミノは世界的にも音楽の町として有名なニューオリンズでミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせたが、ずっとそこに住み続けハリケーン・カトリーナの災害の時も住んでいた。今日でも彼はルイジアナ州を彼のホームと呼んでいる。

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